お金が欲しい人へのぼやき
マーケティングの仕事をしていると、「お金が欲しい」というニーズは思ったよりも強いということをよく思い知らされる。
だけど、同時に、「お金が欲しい」と思った時点で経済の中では負け組の仲間入りのような気もする今日この頃である。
たとえばだけど、経済偏差値とかいう勝手な言葉を作るなら、
「お金が欲しい」とか言っている人は、経済偏差値の中でも、40台くらいだと思う。
お金が欲しいって言ってる時点で、経済からは退場させられるのである。
たとえば株、「株は儲かる」と思って株を始める人は多いと思うけど、
株で儲けたいと思って株を始める人は、本気で株をやっている人らには勝てない可能性が非常に高い。
だから結局多くの損失を出すことになる。
損失を出して、結局株の世界から退場していく。
そして、がんばっている人らの養分となる。
僕も、ついつい、「お金が欲しいなぁ」なんて心の中で思ってしまうことはある。
だけど、そういう時は何か別の悪魔のようなものに囚われているような気持ちにも同時になる。
たとえば、ひと昔前に流行した「与沢翼」氏は、
彼は金持ち像に憧れを抱く人らに対して、「お金持ちになるための方法」を販売し、富を築いた。
しかし、この「お金持ちになる方法」を実践した人で、本当にお金持ちになった人はごく少数。かほぼ皆無であったことは忘れてはならない。
要するに、「お金が欲しい」という欲望だけで何かをしようとすると、たいてい失敗するんである。
fxで言うならば、大儲けしようとして100倍とかのレバレッジをかけるのが昔は流行した。
しかし、100倍のレバレッジの場合、市場が1円変わるだけで何百万と飛ぶことがある。
極端な話、一晩寝て過ごしただけで数百万とか損することもある。もちろんその逆もありうるが。
つまり何が言いたいかというと、「お金が欲しい」と思うその時点で、市場の中の負け組に近い位置にいるということは自分で認識する必要があるし、
そうじゃないとするならば、お金が欲しいなんて悠長なことを言ってないでもっと自分の仕事に集中するべきだろう、と僕はそう思うんである。
ああ、お金が欲しいなぁ・・・。